エクセレントケアの期初方針説明会で
最高のサービス業の前提には「チームワーク」への各位の意識が重要!
という話をしました。
んなもんあたりまえやん、ですが、これが難しいというのも、誰も否定しないでしょう。特に介護福祉業界は人間関係が原因で人の出入りが激しく、業界の人手不足に繋がっていると指摘されます。
なぜでしょうか?一つの大きな理由は感情労働だから、が通説です。お困りを抱えたお客様との交流を通じお困りに共感し同じ気持ちで捉える支援者心理と関係しているようです。ストレスを抱えるスタッフが多い、ということです。
でも、いつまでそんなことを言っているのでしょうか?その仕事の構造は変わりません。それより共感しつつも強いプロ意識で自分をしっかり持って(ポジティブな意味で支援者と利用者は分別して)、どうすれば良い方向にいくか?ずっと付き合うものならどんな気持ちの持ち方なら続けられるか?といった建設的なストレスコーピング力を身につけていく方が重要です。ストレス発散、というより、より人間的な創造的思考・行動と言えるかもしれません。あと周囲の専門職や仲間とそれについて話すことも大事でしょう。まずは抱えていることを一斉にラインなどで発信して意見を求めるのも立派なコーピング手法です。多数の経験豊かで切り口の異なる人種が仲間にいるのですから。自分一人で考えようとするのが一番アマチュア的アプローチです。自分の思考を自ら破ろうとしないとそこから発展成長できません。
そういうと、最初からネガティブな人は「そんな時間がない」と言い出します。ラインで情報発信する時間は見つけられるでしょう。おそらく綺麗にまとめて伝えよう、もう少し自分で考えてから出そう、と思うから溜まるのです。
質より量、を社是のごとくコミュニケーションの重要キーワードに上げています。質を上げる前に出せばいいのです。多数を出してうちに磨かれていくことも事実です。
直面した「困ったこと」や「悩み」「アイデア募集」「交代要員募集」を家に持ち帰る前に、ダメ元と思って発信して帰りませんか?ものすごいストレスコーピングが出来ますよ。
自分で解決したい。気持ちはわかるが、それは仮に出来たとしても成長しないアマチュアです。チームで解決する。それがプロです。
最後に私が銀行時代に先輩から教えられ、実践を通じ信じている言葉を。
「人間、頼まれて嫌な気持ちをする人はいない。相談されて困る人も実はいない。自分の存在価値を見出すことができて自己肯定感に繋がるのだ。だから、他人を「積極的に」頼ろう。そして相互に感謝しよう。」