「どのような状況になろうとも、人間にはひとつだけ自由が残されている。それは、どう行動するかだ。」ヴィクトール・フランクル

1905年にオーストリアのウィーンに生まれた彼は、ウィーン大学在学中に、精神分析学で有名なジークムント・フロイトやアドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーに師事し精神医学を学びました。その後は第二次大戦に向かう中で、

1938年、ナチスドイツのオーストリア併合。

1942年、ナチスの強制収容所に収監。

彼は両親と最愛の妻とともに強制収容所へ送られ、収容所で両親と妻は殺されました。

その後アウシュビッツに送られた彼は1945年の終戦で奇跡的に解放されることになります。

彼はナチスの収容所生活で、毎日一切れのパンとスープだけの生活でも、自分より飢えている人に自分のパンを分け与える、そんな人を見てきました。

いつ死ぬかわからない極限の中で、それでも美しい夕日を見て感動する人を見てきました。

その時、彼は考えました。

人は極限状態においても、自分の運命を受け入れる「態度」を決める自由があると。

極限状態の中でも、人間の尊厳ある態度をとる人々に出会い、そこから生きる姿勢や態度そのものに価値を見出したのです。

この価値を「態度価値」といいます。

 

生きる以上、自分の生きる姿勢に価値を見出したいものです。

 

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