ホーソン研究ってご存知ですか？ハーバード大学のアメリカのホーソンの工場での実験を踏まえた研究です。
この研究がきっかけとなり、労働者の人間的側面と社会的動機（一緒に働く人々からなるグループの中で、円滑に働き認められたいという動機）が注目されるようになり、この考え方は行動科学に昇華されています。
これに基づき、労働の経済的対価である給料などよりも、自分の能力が生かせる環境や仕事の面白さ、新しいことを学ぶ機会など仕事から得られるやりがいや自己充足などの精神的対価が重要と言われています。
私は経験・実感として、このやりがいや自己実現など精神的対価が組織が成長するためには絶対重要だと思います。それは報酬を軽視する訳ではないです。でもそういうチームの仕事はきっと報酬を高める方向に働くと思います。WIN-WINというか、ポジティブスパイラルですね。
期初に話した人が全て。「ハートフル」というチームにいるメリット（＝魅力）、お金だけではありませんし、それは寂しすぎる、また続かない。このメリットを引き出していくための、人財部長直轄「人財開発チーム」を発足させます（７名！）。皆さんとの直接対話の量をアウトリーチにより徹底的に増やして、声なき声を引き出し不満解消に取り組み、職務の精神的満足を最大化していきます。これも執行役員による経営への目付役＝「ガバナンス」になるでしょう。
