この曲が生まれたきっかけとなったのは、インターハイ(全国高等学校総合体育大会)です。
コロナウイルス感染拡大防止のために、令和二年度大会で史上初めて、インターハイ中止という判断がくだされました。
その発表の直後、それまで開催に向けて尽力してきた運営を担当する高校生たちからback number宛に手紙が届いたそうです。
ボーカルの清水依与吏は学生時代に陸上競技でインターハイを目指すほどの選手でした。
彼は開催県が地元の群馬県であること、開会式で自身の曲であるsisterが演奏される予定だったことを知り、何か彼らのためにできないかを考え、急遽水平線を制作し、そして本来インターハイがおこな合われるはずだった8月18日にyoutubeにてこの楽曲を公開しました。
概要欄にはボーカル清水依与吏からこのようなメッセージが掲載されています。
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費やし重ねてきたものを発揮する場所を失くす事は、 仕方ないから、とか、悲しいのは自分だけじゃないから、 などの言葉で到底納得出来るものではありません。
選手達と運営の生徒達に向け、何か出来る事はないかと相談を受けた時、 長い時間自分達の中にあるモヤモヤの正体と、これから何をすべきなのかが分かった気がしました。
先人としてなのか大人としてなのか 野暮な台詞を探してしまいますが、 俺たちはバンドマンなので 慰めでも励ましでも無く音楽を ここに置いておきます。
清水依与吏(back number)