🔸クッション言葉一覧:断るときに使えるクッション言葉
申し訳ございませんが
あいにくですが
残念ですが
誠に申し上げにくいのですが
身に余るお話ではありますが
せっかくのご厚意ですが
心苦しいのですが
ご期待に添えず申し訳ありませんが
セミナーや食事会などの招待を断るときは「あいにくですが●日は予定が入っており、参加することができません」とするとよいでしょう。
仕事の依頼を断るときは、理由と合わせて「ご期待に添えず申し訳ありませんが、費用の面で折り合いがつかず今回は見送らせていただきたく思います」という言葉を使うと、申し訳ない気持ちが伝わり相手が納得しやすいかもしれません。
🔸クッション言葉一覧:申し出や尋ねるときに使えるクッション言葉
相手の都合や意向を尋ねるとき、また提案をおこなうときは、相手が断る余地を残して押し付けにならないよう気を遣う必要があります。
差し支えなければ
もしよろしければ
ご迷惑でなければ
商談や打ち合わせで一歩踏み込みたいときは「差し支えなければもう少し詳しくおうかがいできますでしょうか」、商品やサービスを提案するときは「もしよろしければ資料をお送りさせていただきます」といった形でクッション言葉を使うことができます。
🔸クッション言葉一覧:反論するときに使えるクッション言葉
ビジネスの場で反論するときに大切なのは、自分の立場をわきまえつつ発言することを伝え、相手が意見に耳を傾ける準備ができるようにクッション言葉を使うことです。
申し上げにくいのですが
お言葉を返すようですが
出過ぎたことを申しますが
差し出がましいようですが
「出過ぎたことを申しますが、この件は再検討が必要だと思います」「差し出がましいようですが、別の手順を踏んだ方がよいのではないでしょうか」などと伝えると、謙遜や申し訳ない気持ちが相手に伝わるでしょう。
🔸クッション言葉を使うときに注意すること
やわらかい表現で丁寧な印象を与えるクッション言葉ですが、多用しすぎるとかえって白々しい印象になったり、本題が伝わりにくくなってしまうことがあります。
クッション言葉はメールやチャット、電話や対面などさまざまな場面で使えますが、特に文字で文章を確認できない電話や対面のシーンにおいては、意図が伝わりにくくなる可能性が高いため、クッション言葉の多用に注意をするとよいでしょう。
また、相手に確実に聞きたいことがあるときに「もしよろしければ」や「差し支えなければ」などのクッション言葉を使用すると、断ってもよいというニュアンスを相手に伝えることになり、聞き出すことができなくなってしまう場合が考えられます。
名前や連絡先を尋ねる際のクッション言葉には、「恐れ入りますが」や「恐縮ですが」などのフレーズを使用しましょう。