(NHK クローズアップ現代 から抜粋)
2023年11月29日、89歳で亡くなった脚本家の山田太一さん。
「男たちの旅路」や「岸辺のアルバム」、「早春スケッチブック」、「ふぞろいの林檎たち」など半世紀以上にわたり、数々のテレビドラマの名作を世に送り出してきました。
その中でも大きな反響を呼んだ作品が「車輪の一歩」です。
これについて、2017年7月に、生前の山田太一さんと斎藤洋介さんに、記者が取材した記事を再構成された内容です、リンクをご参照ください。
「人に迷惑をかけることを怖れるな」
40年以上前のテレビドラマのせりふです。
ドラマは、山田太一さんが脚本を手がけた「男たちの旅路」シリーズの「車輪の一歩」。
この言葉が今静かな共感を呼んでいます、
身体障害者に対する当時の社会の厳しい現実を正面から描いた作品で、このせりふは、主役の俳優が周囲に遠慮しながら暮らす車いすの青年を励ますシーンで使われました。
このドラマが今の時代に何を問いかけているのか。
山田太一さんや、車いすの男性を演じた俳優の斎藤洋介さんに話を聞きました。