この仕事をしていて、大先輩のシニアの方々から多数の教えを頂きます。
「あんたな、今しかできないこと一杯あるで。失敗は後悔にならへん。けど、やらなかったことは後悔になる。言うといたる。今、やりや。一瞬で70歳になるわ。」
- 資格取得しようと思いながら、もう何年もズルズルそのままを続けている……
- 関係改善したい人と、いつまでもその関係のままでいる……
- 以前からやってみたいと思っているのに結局手を出せずにいる……
- 今年こそは「運動するぞ」と決めていたが12月になってしまった・・・
あなたにも、そんな経験ないですか?
決して現状に満足しているわけではないけれど、なんだかんだ新しい一歩が踏み出せずにズルズルと先送りしながら今まで通りの状態を続けてしまうこと。
「まぁ◯◯だからしょうがない」などと無理やり理由をつけて自分自身を納得させたり、「まぁ、また後で考えよう」などと先送りを続けたり……。
こうしたことが起こるのは、私たちは無意識のうちに現状を維持しょうとする性質を持っているからです。
そこにはリスクを避け、自分を守りたいという心理がこっそりと働いています。
現状を変えるということは変化を起こすということであり、そこには失敗のリスクが伴いますし、状況が現状より悪くなる可能性も秘めています。
また、批判に身をさらすことになるかもしれませんし、後悔することになるかもしれません。
しかし、現状維持を選択すればそうしたリスクを負う必要もありませんし、無駄な労力も払わなくて済みます。
だから、私たちは無意識のうちに何もしなくて良い理由を探してしまうのです。
きっと、学校でも職場でも、変化を起こすより無難にしている方が安全だったと思った経験があるはずです。
私たちはこの心理によって非合理的な選択をしてしまうことがあります。
……これを「現状維持バイアス」と言います。今日のケアマネ会議で現状維持バイアスを壊す意識が必要、と伝えました。今年一番の寒さの中、頭を意識して柔らかく・・・!