週末、ツアーで少人数ながらスーパー銭湯に利用者様をご案内した。
例えばお一人は膀胱カテーテル(バルーン)装着の利用者様。ご家族は「一度挑戦させて欲しい。それで嫌な思いをしたらそれでいい。」との覚悟。当方も、カテーテルの医学的知見(感染リスクのあるキャップに取り替えない方がいい、取替は医療行為で介護士はできない、風呂内でカテーテルが漏れたりするリスクはない)、法的知見(障害者差別解消法で公衆浴場は拒絶できない、また、他の顧客への合理的配慮を手配する努力義務あり)、そしてこちらとしても、バルーンを防水し、包み込み見えない措置をご家族と連携して取り、一緒の職員と「挑戦」を共有し挑んだ。
結果は大成功。浴場は介護椅子を用意、他のお客様も介助を手伝ってくれるなど配慮いただいた。
何より利用者様の自信になる。そして僕らにも自信になる。
ココロのバリアフリー。
「何かあったらどうするの?」
よく出る言葉だ。社内からも出たりする。
この言葉が利用者様にとって潜在的な「大きな」社会的障壁(=バリア)になっていることを肝に銘じないといけない。
頭を使う。そして、それをマネジメントするのが僕らの仕事なのである。