いきなりですが、ちょっと聞いて下さい。
毎日86,400円を、あなたの銀行口座に振り込んでくれるようになりました。
しかし、そこには特殊な制約が設けられています。
1日で使い切らないとそのお金はなくなる、 という制約です。
次の日には残金は全て回収されてしまいます。
使っても使わなくても、0：00には残高が86,400円ちょうどになってしまうのです。
購入したモノは残りますが、現金残高はあくる日には消えてしまいます。
貯金はできません。
もし、それが生きている限り続くとしたら、あなたはこのお金をどのように使いますか？
想像力を働かせて、少し考えてみてください。
どうでしょうか？
色々な使い道が思い浮かんだのではないでしょうか？
欲しかったブランド品を手あたり次第に買う
宝石や商品券など、換金率が高いモノに交換する
他にも色んな使い道があることでしょう。
なかには、1円も無駄にしない方法を考えた猛者もいるはずです。
しかし、ここで「無理にお金を消費しなければいけない」と、いった制約はありません。
それにも関わらず、「使わなければモッタイナイ」と、多くの人が思ったはずです。
それがお金の魔力です。
これは1日の時間のお話です。
一日は86,400秒あります。
毎日、86,400秒です。
お金に対しては「無駄にしてはモッタイナイ」と感じた。
しかし、時間に対しては今まで何も考えてこなかった。
可笑しいと思いませんか？
お金は蓄えられます。
時間は貯められません。
お金は分け与えることができます。
時間は譲渡できません。
お金はマイナスになっても死にません。
時間はゼロになったら終わりです。
時間は常に不可逆です。
巻き戻しはできません。
「86,400円を1円も無駄にしない方法」以上に
「86,400秒を1秒も無駄にしない方法」には価値はあります。
今一度、86,400秒をどう使うのか？
毎日をどう生きるのか？
それを改めてみてはどうでしょうか？